平成29年11月16日(木)~17日(金)、TJK箱根の森において、第121回健康教室を開催しました。今回は宿泊型で、1日目は(有)香取感動マネジメント代表の香取貴信氏を講師にお招きし、「部下の本気に火をつける 情熱のリーダーシップ!」と題してご講演いただきました。2日目は、「健康経営に関する関心と知識を高めるための講演および実技体験」として、TJK職員による講演・実技体験を行いました。その様子をレポートします。
講師 笠原千秋 氏(TJK健康運動指導士)
楽しみながらできる運動を見つけることが大切
2日目の後半は、TJK健康運動指導士による講義と実技体験が行われました。まず、身体活動には運動(速歩、ジョギング、水泳、テニスなど)と生活活動(普通歩行、自転車、家事、子どもと遊ぶなど)の2種類があること、運動の効果などについての説明がありました。そして、生活習慣病の予防や改善のためには、以下を目標に運動を行うとよいそうです。
〈生活習慣病予防・改善のための運動の目標〉
頻度 | できれば毎日、少なくとも週に3~5回 |
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量 | 20~60分 |
強度 | 中等度(ややきついと感じるくらい) |
種類 | 全身を使った有酸素運動 |
ただし、運動の必要量は個人の基礎体力、年齢、体重、健康状態によって異なるため、自身に合った運動を選んで行うことが大事だとのこと。また、社内で健康経営を進めていくための方法として、以下のような例が紹介されました。
- 朝礼のときや午後の決まった時間に、2、3種目のストレッチ体操を一斉に行う
- 定期的に集まってウォーキングをしたり、体育館を借りてバスケットボールやバレーボールなどを行う
- 社内で運動部を起ち上げる
- 会社の食事会や飲み会の際、少し遠くのお店を予約し、そこまでみんなで一緒に歩いて行く
「個人で行ううえでも、社内で行ううえでも、運動は楽しみながらやることがとても大切です。嫌々やっていたのでは習慣にすることはむずかしいので、ぜひ楽しみながら行えるものを見つけてください」と、笠原さん。友だちや同僚など、互いに励まし合える仲間がいると、より理想的かもしれません。
そして、日ごろ運動習慣のない人でも、手軽に始められるのがウォーキングです。ということで、この日も参加者全員で「彫刻の森美術館」へと移動し、ウォーキングを行いました。
ウォーキングの効果をより高めるためには、正しいフォームで行うことが大切なポイントです。
最初から完璧なフォームで行うのは無理があるので、まずはこの中から1つだけ意識すればよいとのこと。しばらく続けて体が慣れてきたらもう1つ意識してみる、というふうに、徐々に理想のフォームに近づけていけばよいそうです。
そして、運動の前後には必ずウォーミングアップとクーリングダウンを行うことも大切。ウォーミングアップはけがの予防になるだけでなく、その日の自分の体調を確認する、という意味でもとても大事だとか。また、クーリングダウンをきちんと行うことで、疲労回復にもつながるとのことです。
この日は秋晴れの空のもと、参加者のみなさんは屋外彫刻を鑑賞しながら、それぞれにウォーキングを楽しんでいらっしゃいました。
運動は、病気の予防や健康増進に役立つだけでなく、姿勢やスタイルの改善、リラクゼーション効果など、美容面や精神面にも多くのメリットをもたらしてくれます。まずは、いつでもどこでもできるウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。
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