健康教室バックナンバー

平成28年2月25日(木)、TJKプラザにおいて、第116回健康教室を開催しました。今回は、元全日本女子バレーボール選手でロサンゼルスオリンピック銅メダリストであり、スポーツプロデューサーの三屋裕子氏を講師にお招きし、『人生に一番大切なもの、それは何より“健康”であること』というテーマでご講演をいただきました。
健康づくりがなぜ大切なのかをわかりやすく解説していただきました。その様子をレポートします。

講師 三屋 裕子 氏

勝山中→八王子実践高→筑波大。大学の星としてユニバーシアードに3回出場(‘77‘79‘81)し、その活躍が認められ1979年全日本入り、1981年名門・日立に入社。さわやかな笑顔と高さのあるシャープな攻撃で、1981年東京ワールドカップで人気沸騰、女子バレーブームに火をつけた。モスクワ五輪はボイコットに涙を呑むが、ロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得。
 オリンピック後、かねてからの希望であった教職の道に転身。現役時代のさわやかさとシャープさは、現在も変わることなく、バレーボールの普及のため、バレーボール教室や講演会のほか、CMではさわやかな面を、またテレビやラジオなどでは親しみやすさが感じられ、時にはバイタリティーあふれるトークを繰り広げている。
2008年からは三屋スポーツラボを主宰し、健康を運動・栄養・休養と多面的に捉え、活動のフィールドをさらに広げている。2011年3月の震災直後に「東日本大震災健康支援プロジェクト“こころとからだの健やかのために”」を立ち上げ、避難所・仮設住宅への健康支援およびバレーボールを通して青少年の健全育成を目的とするボランティア活動で、百数十回を超える訪問を行ってきている。

たとえ長生きをしても、寝たきりや要介護になってしまっては、人生を楽しむことはできません。三屋さんも「健康は、豊かな老後を送るために欠かせないものです」と力説されていました。
調査によると、要介護の原因の多くはロコモティブシンドローム、脳血管疾患となっています。
 「これは、言い換えれば、運動で防ぐことが可能だということ。なぜなら、脳血管疾患もその根底にあるのはメタボであり、メタボもロコモも運動によって予防できるからです」(三屋さん)。
 メタボはさまざまな生活習慣病の原因になることが知られていますが、無理なダイエットはロコモにつながるため、特に女性は注意が必要だそうです。
 「運動の目的は、筋肉を鍛え、基礎代謝量を上げることです」というお話に続き、日常生活のなかでできるエクササイズをご紹介いただき、全員で実践しました。どれも手軽にできるものばかりで、これなら時間もお金もかけず、無理なく続けられそうです。
 「健康づくりは自分の将来への投資であり、1日でも早く始めるほどリターンは大きくなります」と三屋さん。今日からさっそく、できることから始めてみよう!と思わせてくださる講演でした。

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