20年ほど前、初めて箱根の森を訪れました。館内は清潔感にあふれ、スタッフの皆さんの笑顔がまぶしく、「また来たい」と思わせてくれました。それから2年後。子どもが生まれ、日々の育児に疲れていたところ、「箱根の森」が当選しました。「静養になるから、行ってみよう」と夫の言葉に背中を押され、まだ寝たままの赤ちゃんを連れての初めての旅へ。受付でなんと「おめでとうございます」と、その一言に思わず涙がこぼれました。さらに「何かお困りのことがあればお声がけください。病院までは少し距離があります…」と、もしもの時まで考えてくださる心配りに、来て良かったと本当に感じました。
それからというもの、毎年数回、家族で「箱根の森」を訪れています。誕生日、両親の還暦や喜寿、母の日や父の日、お正月やお盆・・・家族の様々な節目はいつも「箱根の森」で迎えてきました。特に印象深いのは、喜寿祝い。支配人をはじめ多くのスタッフの方々が一緒に祝ってくださり、家族全員が最高のひとときを過ごしました。その時の写真は、今でも大切な宝物です。
コロナ禍では、清掃の方々が特にご苦労されたと思います。もともと行き届いていた清掃が、さらに丁寧に、そして細部にまで行き渡り、驚くほどでした。それでも挨拶は変わらず、今でもその姿勢が続いています。建物は少し年季が入ってきましたが、清掃の行き届いた空間と、変わらぬおもてなしの心は、今も最高のままです。そして、あの赤ちゃんだった子どもは今年、大学受験。受験が終わったら、また家族で「箱根の森」に行き、成長を祝いたいと思います。心に残るおもてなしが、ここにはある働くスタッフ全員が、心からのおもてなしの心を持つ「箱根の森」。一度行けば、きっとまた訪れたくなるはずです。ぜひ皆さんも、訪れてみてはいかがでしょうか。
家族の歩みを見守ってくれた「箱根の森」
TJK箱根の森
長年にわたって