TJK 東京都情報サービス産業健康保険組合 健康管理委員NEWS

第103回健康教室 アタマとカラダで健康増進

平成23年10月27日(木)〜28日(金)、直営保養所「金谷城スポーツセンター」において、第103回健康教室を開催しました。今回は宿泊型健康教室で、1日目は第一部としてヨガインストラクターの小林愛氏を講師にお招きし、ヨガについての講演に加え、いつでも手軽にできるヨガを教えていただきました。2日目は第二部として、TJK保健師および管理栄養士による講義が行われました。その様子をレポートします。

第二部

「健診でわかること 食事・運動習慣チェック」

●講師 TJK保健師 中村裕子

TJKの健診の特徴と注意

 TJKの健診の特徴としては、A健診以外は家族の方も受けられるということです。また、D健診とE健診は無料で受けることができます。E健診は春・秋の年2回行われています。健診会場は、東振協が指定した場所で集団健診を行っています。
 ご注意いただきたいのは、A健診からE健診の受診回数は、年度内1回となります。たとえば、年度内にA健診とC健診を受けるということはできません。
 また、C健診の35歳の節目健診は、年度末に年齢が35歳に達する方が対象となります。節目健診が受けられなかった場合は、翌年度に受診する資格を延長することができます。
 検査項目の特徴としましては、A健診とD健診には婦人科健診がないということです。また、ご覧いただいておわかりのとおり、C健診は幅広く検査項目を網羅しております。

※TJKの実施する健診事業一覧はこちらをご覧ください。

※TJKの健診の検査項目はこちらをご覧ください。


健診からわかる体の異常

 健診からわかる体の異常については、以下のとおりです。もっとも検査項目の多いC健診の検査項目に沿ってご紹介します。

■身体計測等

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
身長、体重、BMI 身長と体重から、以下の式を用いてBMIを算定します。
BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
CHECK! BMIの求めかた
・肥満(BMI 25.0以上)
・痩せ(BMI 18.5未満)
腹囲 腹囲は内臓脂肪蓄積の目安としてメタボリックシンドロームの判定に用いられており、おへその高さの周りを測定します。 メタボリックシンドローム(メタボの判断には血圧、脂質、血糖のデータも必要です)

■視力・眼圧・聴力等

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
視力 裸眼もしくはメガネ、コンタクトレンズをつけて測定します。 視力低下など眼自体の病気、視神経、脳などの全身の病気
眼圧 眼で作られる水(房水)の圧力を調べる検査です。眼に空気を吹き付けて測定します。
※瞬きをすると眼圧が高く測定されるため、リラックスして検査を受けましょう。検査の際、コンタクトレンズは外していただきます。
緑内障 など
POINT 眼圧が高いと緑内障に
眼圧が高い場合は、緑内障の疑いがあります。眼圧が高いと目の神経が圧迫され、視力の低下をきたします。緑内障は成人が失明する原因の第2位です。
眼底 眼底とは眼の奥の血管や、眼のレンズの部分、網膜など眼の奥の状態を調べる検査です。 動脈硬化の程度、白内障、眼底出血 など
聴力 低音域(1,000ヘルツ)と高音域(4,000ヘルツ)の音が小さくても聞こえるか調べます。 難聴

■診察

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
診察 【問診】 既往歴や内服薬の有無、体調について
【視診】 眼の結膜、口腔内、浮腫の有無
※浮腫とはむくみのことで、腎臓や肝臓、ホルモンの病気など全身の病気により出てくる症状のため、チェックします。
【触診】 甲状腺、腹部
【聴診】 胸部
全身の健康状態

■血圧

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
血圧 心臓は体中に血液を送り出すポンプです。血液を送り出すときに血管にかかる圧力を最高血圧(収縮期血圧)、血液が心臓に戻ってくるときにかかる圧力を最低血圧(拡張期血圧)といいます。通常上腕で測定します。
※血圧は一日の中でも変動しやすく、寝不足や緊張、ストレスなどさまざまな要因により値が変動します。健診前日は十分な睡眠をとり、測定時は深呼吸をするなどリラックスして検査を受けましょう。
高血圧、低血圧
POINT 高血圧の分類
 高血圧は、病気が原因で引き起こされるもの(二次性高血圧)と、原因がはっきりしないもの(本態性高血圧)の2つに分類され、9割は本態性高血圧です。
 高血圧が影響を与える器官としては、腎臓、内分泌器、心臓や血管、脳などが挙げられます。また、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。

■脂質(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
総コレステロール 脂質の一種で、ホルモンや細胞膜をつくる重要な役割を果たしていますが、多すぎると動脈硬化などのリスクを高めます。
POINT 動脈硬化とは?
中性脂肪や血糖値が高いドロドロの血液が流れていたり、血圧が高かったりすると、血管(動脈)の内側の壁に負担がかかり、傷つきやすくなってしまいます。その傷ついた壁にコレステロールがたまると、血管の中が狭くなり、血液の通りが悪くなります。この状態を動脈硬化といいます。動脈硬化になると、心筋梗塞、脳卒中といった血管の大きな病気を引き起こすリスクが高くなります。
脂質代謝異常、腎臓の病気(ネフローゼ症候群など)、糖尿病、内分泌(ホルモン)の病気 など
中性脂肪 糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。多すぎると動脈硬化などのリスクを高めます。
LDL(悪玉)
コレステロール
多すぎると血管の壁にコレステロールの塊をつくり、動脈硬化のリスクを高めます。
HDL(善玉)
コレステロール
悪玉コレステロールを回収します。少ないと動脈硬化のリスクを高めます。

■肝機能(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
GPT、GOT 酵素の一つで、GPTは肝臓、GOTは心臓や筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。 肝炎、脂肪肝、肝臓がん、心筋梗塞 など
LDH 体のほとんどの臓器に存在する酵素です。 肝炎、肝臓がん、心筋梗塞、白血病 など
AL-P 骨や腎臓、小腸粘膜などに存在する酵素です。 肝臓・胆管の病気、骨の病気、腎臓の病気 など
γ-GTP 薬物やアルコールの分解時に数値が高くなります。
POINT 休肝日をつくりましょう
日常的にお酒を飲んでいる方は、健診前に数日お酒をやめてもγ-GTPの値が正常化することは難しいので、ふだんから休肝日をつくるなど、肝臓を休めるように心がけることが大事です。
アルコール性肝障害、肝硬変 など
TTT、ZTT 血液の成分である血清に含まれるたんぱくを調べる検査です。 肝炎、脂肪肝、肝硬変 など
総たんぱく 血液中に含まれるたんぱく質の総量を測定します。たんぱく質の作られ方、使われ方に異常がないか調べます。 栄養不良、腎臓病、がん など
アルブミン たんぱく質の一種で肝臓で作られます。 肝障害、腎臓病 など
総ビリルビン ビリルビンは胆汁色素ともいわれ、胆汁の黄色い色のもとや、便の色のもとになります。 肝硬変、アルコール性肝炎、胆石、血液の病気 など
HBs抗原 B型肝炎ウイルスに感染していないか調べます。
※C健診を初めて受ける方のみ検査を行っています。
B型肝炎
HCV抗体 C型肝炎ウイルスの感染や感染した既往があるか調べます。
※C健診を初めて受ける方のみ検査を行っています。
C型肝炎

■腎機能(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
尿素窒素 腎臓ろ過されて尿として排泄されます。 腎臓病、肝不全 など
クレアチニン 腎臓病、心不全 など

■膵機能(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
血清アミラーゼ 膵臓から出ている膵液に含まれる消化酵素です。 膵炎、膵臓がん、胆道がん など
リパーゼ 膵炎、膵臓がん など

■糖代謝(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
空腹時血糖 採血時点での血液中の糖質を調べます。 糖尿病、膵臓がん、内分泌器(ホルモン)の病気 など
HbA1c 採血から過去1〜2ヵ月の平均血糖値の指標です。

■痛風(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
尿酸 尿酸の産生・排泄のバランスがとれているか調べます。 高尿酸血症

POINT 高尿酸血症、痛風とは?

 尿酸はたんぱく質の一種であるプリン体の残りかすのようなものです。尿酸値が高い状態を高尿酸血症といいます。
 ・ 尿酸値が7mg/dlより高い…高尿酸血症
 ・ 尿酸値が9mg/dl以上…痛風発作のリスクが高まる
 痛風とは関節の痛みを伴うもので、痛風発作がおきたときはじめて痛風と診断されます。痛風発作がおこっても自然に治まることがありますが、尿酸値が高い状態だと痛風発作を再発しやすく、尿酸の結晶からできた石が尿の通り道に詰まって激痛をおこす尿路結石などの合併症を引き起こすリスクも高めます。症状がなくなっても、紹介状が出たら必ず受診しましょう。

CHECK! 痛風の危険度○×チェック

 それでは、痛風についてクイズをしたいと思います。次の質問に対して○か×でお答えください。

1.女性よりも男性のほうが尿酸値は上がりやすい 解答を見る

2.肥満と高尿酸血症は関係がある 解答を見る

3.尿酸値が高い場合、ビールを飲まなければアルコールを飲んでも問題ない 解答を見る

4.水分をあまりとらない方が尿酸値は下がりやすい 解答を見る

5.血縁者に痛風の方がいると尿酸値が上がりやすい 解答を見る


POINT 尿酸値を上げないための生活習慣のポイント

1.食べすぎない

 肥満は尿酸値を高めてしまうため、食べすぎないことを心がけ、体重管理をしていきましょう。野菜から先に食べる、食べる分だけ小皿に取り分けて食べるなど、食べすぎないように工夫しましょう。

2.アルコールは飲みすぎない

 ビールにはプリン体が多く含まれます。ビール以外のアルコールは大丈夫?というとそうではなく、アルコール自体が尿酸値を上げる作用があるため、アルコールは飲みすぎないようにしましょう。

3.プリン体が多い食品を控える

 プリン体を多く含む食品…レバー、まいわし、白子、あんこうの肝、かつお、大正えび、まあじ、さんま干物、うなぎ、わかさぎ、豚ロース・バラ、牛ロース・タン、マトン、ベーコン、ボンレスハムなどがあります。食べすぎには注意しましょう。
※尿酸の材料となるプリン体の産生は、体の中でつくられるものが8割、口から摂取するものが2割といわれています。

4.尿をアルカリ化にする食品をとる

 尿路結石の予防のために、ひじき、わかめ、しいたけなどのキノコ類、ほうれんそう、さつまいもなど、尿をアルカリ化にする食品を積極的に食べましょう。

5.水分を多めにとる

 水分をあまりとらないでいると尿酸の排出が悪くなりますので、意識して水分をとるようにしましょう(1日1.5〜2リットルくらいが目安)。主治医から水分摂取制限がある場合は、医師の指示に従ってください。

6.有酸素運動を行う

 定期的な運動は体重管理に有効です。筋トレなどの激しい運動(無酸素運動)は尿酸を増やしてしまいますので、ウオーキングなどの有酸素運動を行いましょう(運動の可否については主治医にご確認ください)。


■便潜血

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
便潜血 便に血が混じっていないか調べます。1回だけでは、たまたま血が混じらなかったということがあるので、日を分けて2回調べます。 痔、胃潰瘍、大腸がん など

■血清・血液(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
CRP 炎症や感染があった場合に高値になります。 感染症、関節リウマチ、がん など
血液型 初めて健診を受ける場合は初回のみ血液型を調べます。 血液型
RH因子 初めて健診を受ける場合は初回のみRH因子を調べます。 RH因子(血液型を決定する因子の一つ)
白血球 白血球は細菌などから体を守る働きがあります。 感染症、アレルギーの病気、骨髄の病気 など
赤血球 赤血球は肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要になった二酸化炭素を回収します。 貧血、多血症 など
血色素量
(ヘモグロビン)
血色素はヘモグロビンのことで、酸素を全身に運ぶ役割をしています。貧血を調べる検査です。
ヘマトクリット 血液全体に占める赤血球の割合を調べます。
MCV 赤血球の体積を調べます。
MCH 赤血球に含まれる血色素量の割合を調べます。
MCHC 赤血球体積に対する血色素量の割合を調べます。
血小板数 血小板は出血を止める働きをしています。 骨髄の病気(白血病など)、肝硬変 など

■尿(採尿検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
たんぱく 尿中のたんぱく質の量を調べます。 腎臓の病気、前立腺の病気、尿路結石 など
尿中の糖の量を調べます。 糖尿病、内分泌器(ホルモン)の病気 など
潜血 尿中に血液が混じっていないか調べます。 腎臓の病気、尿路結石、膀胱炎 など
比重 蒸留水に対する尿の比重を調べます。 腎臓の病気、糖尿病、脱水症 など
沈渣 尿に赤血球、白血球、細菌などが出ていないか顕微鏡で調べる検査です。 腎臓の病気、尿路感染症 など
PH 尿のPHを調べます。通常、尿は酸性です。 腎臓の病気、尿路感染、痛風 など

■肺機能等

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
肺機能 スパイロメーターという機械を用いて、呼吸の大きさや肺の働きを調べます。肺活量などを測定します。 COPD、肺炎 など
POINT COPDとは?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、空気の通り道である気道が狭くなった状態で、肺気腫、慢性気管支炎などの病気があります。主な原因は喫煙。咳やたん、呼吸困難などの症状があり、病状が進行すると在宅での酸素療法が必要になる病気です。
胸部X線 肺や心臓に異常がないか調べます。 肺がん、肺炎、結核、心肥大 など

■胃部X線

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
胃部X線 造影剤のバリウムを飲んで胃の状態や動きをみる検査です。 胃潰瘍、胃ポリープ、胃がん など

■心電図

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
心電図 心臓の筋肉に流れる電流を記録する検査です。電流の流れに異常がないかがわかります。 心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全など 

■腹部超音波

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
腹部超音波 エコーともいい、超音波を発信する装置を当てて、内臓の様子をモニターに写します。 肝臓、胆のう、すい臓、腎臓などの腫瘤・結石、脂肪肝 など

■婦人科

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
子宮 経膣エコーで子宮の診察、子宮頸部細胞診を行います。 子宮筋腫、子宮がん など
乳房 マンモグラフィーかエコーのどちらかの検査を行います。
POINT マンモグラフィー、エコーとは?
 マンモグラフィーは触診では見つけることのできない小さなしこりや、乳がんの特徴である小さな石灰化を見つけることができます。
 エコーは、しこりの中の状態や広がり具合を見つけることができます。
 健診結果表に、次回の健診でどちらの検査を受けた方がいいと医師のコメントが記載されている場合があるので、チェックしましょう。
乳腺症、乳がん など

■PSA(血液検査)

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
PSA 前立腺がんの腫瘍マーカーで、50歳以上の方がお受けいただけます。
※直営健診センターを受診された方のみ受けることができます。契約健診機関を受診された方の場合は、オプションでつけることができます。
前立腺肥大症、前立腺がん

■骨量検査

健診項目 検査の内容 検査によりわかること
骨量検査 骨密度の検査のことで、男性は50歳以上、女性は40歳以上が受けることができます。
※直営健診センターを受診された方のみ受けることができます。指定の年齢に達していない場合、オプション(520円追加)でつけることができます。
骨粗しょう症

■運動指導・保健指導

項目 内容
運動指導 特定保健指導の対象外で、メタボ予備群および問診で運動習慣がない方を対象に行っています。現在の運動量が足りているか計算して、運動量が不足している場合は、どのように補っていくか相談をして計画を立てていきます。
保健指導 特定保健指導を中心に行っています。特定保健指導の対象でない方であっても、医師が保健指導を必要と判断した場合および本人が希望した場合などは、保健指導を行うことがあります。

■総合判定

項目 内容
総合判定 血液検査や画像検査の結果を説明します。要精密検査と診断されて、直営健診センターで精密検査を行えない場合は紹介状が発行されるため、受診奨励をします。また、特定保健指導の対象にならないが、食事や運動習慣の改善が必要な場合は、アドバイスを行います。
※眼底検査、婦人科検査、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAは、当日結果が出ないので、後日、最終結果表に結果を記載してお送りしています。

食事習慣チェック

 メタボを予防するには、バランスのよい食事と適度な運動が大切です。まずは、次のチェックシートで食事習慣について振り返ってみましょう。該当する項目にチェックを入れてください。

1) 丼物を食べることが多い
2) 調理が面倒で野菜はあまり使わない
3) 嫌いな野菜がいくつかある
4) メインに肉料理がないともの足りない
5) お酒のおつまみに唐揚げは欠かせない
6) 魚より肉が好き
7) 肉は脂身がおいしいところだと思う
8) 洋菓子がおいしいお店に詳しい
9) 自宅でより外食やコンビニ食が多い
10) 夜は外食や買い食いが多い
11) 食べ歩きが趣味
12) 料理が苦手で、ほとんど家でつくらない
13) 朝が弱く、なかなか起きられない
14) 朝や昼はお腹が空かず食べないことがある
15) 仕事の時間がかなり不規則だ
16) ごはんを食べるより、お酒を飲むほうがいい
17) 間食でお菓子をとることが多い
18) 痩せるにはごはんをとらないのが一番だと思う
19) お酒が好きで、ときどき飲みすぎてしまう
20) お菓子の新商品は常にチェックする
21) 甘いものが大好き
22) ラーメンやそばはつゆを全部飲む
23) 弁当についている醤油は必ずかける
24) 加工食品やインスタント食品をよく食べる

各タイプのうち、2つ以上該当した項目があなたのタイプです。各タイプの傾向と対策を説明します。

設問 タイプ 特徴 該当数
1)〜3) A 野菜が不足している
4)〜6) B 肉を食べすぎている
7)〜9) C 脂肪をとりすぎている
10)〜12) D 外食が多い
13)〜15) E 欠食が多い
16)〜18) F 炭水化物が不足しがち
19)〜21) G お酒やお菓子などの嗜好品が多い
22)〜24) H 塩分をとりすぎている

Aタイプ 野菜が不足している

野菜は健康維持のために不可欠な栄養素を含んでおり、1日350gを食べることが理想的です。

POINT◆外食は丼などの単品よりも定食を選ぶ
◆すぐ使える冷凍野菜をストックしておく
◆野菜が不足している場合は野菜ジュースで補う

【野菜350gの目安】(両手のひらで約3個分)
料理例 ※重量はあくまでも一例です。
 ・ほうれん草のおひたし………80g
 ・レタスとキュウリのサラダ …85g
 ・具だくさんの味噌汁…………75g
 ・野菜の煮しめ………………140g
出典:「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル

Bタイプ 肉を食べすぎている

肉料理ばかりだとカロリーオーバーになりがちです。また、脂身の多いお肉はカロリーが高いだけでなくコレステロールを多く含んでいます。

POINT◆肉か魚か迷った時は魚料理を選ぶようにする
◆魚料理を食べる頻度を徐々に増やすように意識する

Cタイプ 脂肪をとりすぎている

脂身の多いお肉や揚げ物、洋菓子などは脂肪が多く含まれています。

POINT◆脂身が少ないお肉を選ぶ(鶏肉、もも肉、ヒレ肉など)
◆揚げ物は週○回までと自分の目安をもつ(週2回までが理想)
◆洋菓子よりも和菓子を選ぶ(洋菓子は脂質を多く含むので、カロリーが高め)

Dタイプ 外食が多い

外食が多い人ほど、野菜摂取量が少ないなど、栄養バランスが偏っていることがわかっています。

POINT◆野菜料理を1品は食べるようにする
◆定食を選ぶようにする

Eタイプ 欠食が多い

朝ごはんを食べないと、午前中に必要なエネルギーの供給が不足して活動量が低下します。また昼食や夕食の1回量が増えてドカ食いの原因になります。

POINT◆夕食を軽めにして、朝お腹が空くようにする
◆前の日に野菜ジュースやパンなど用意しておく

Fタイプ 炭水化物が不足しがち

炭水化物は体を動かすのに必要な大切なエネルギー源です。ご飯などの炭水化物が不足すると、その分お肉などのメイン料理をたくさん食べたり、間食が増えてしまうなど逆に太ってしまいます。

POINT◆ご飯は1食1膳を目安に食べましょう
◆アルコールを飲む場合はカロリーオーバーになりがちなので、アルコールを飲む際はご飯は控えめにしましょう。

Gタイプ お酒やお菓子などの嗜好品が多い

お酒やお菓子が好きな人は、つい食べすぎてカロリーオーバーになりがちです。
嗜好品は1日200kcalを目安に摂取するようにしましょう。

POINT◆休肝日をつくる、1日のアルコール量を決めるなど節酒する
◆カロリーチェックをする
◆お菓子やアイスは小分けされたものを選ぶ

Hタイプ 塩分をとりすぎている

塩分のとりすぎは高血圧の要因になるだけでなく、胃がんの発症にも関わりがあるといわれています。塩分摂取は1日6〜8gが理想的といわれています。

POINT◆麺類のスープを残す
◆みそ汁は1日1食にするなど、スープ類を減らす
◆食卓に醤油や塩などの調味料を置かない

 時期や環境の変化によって食事習慣は変わるので、最近外食が多くなってきたなと思ったらメニューの選び方を気をつけたり、年末年始などお酒を飲む機会が多い時期は、1回の飲み会で飲む量を控えたり、前後の食事で調整するなど、そのときどきで注意しましょう


運動習慣チェック

次は運動習慣をチェックします。該当する項目にチェックを入れてください。

1) 歩ける(短い)距離でもタクシーや自転車など乗り物を利用する
2) 階段よりもエレベーターやエスカレーターをよく使う
3) 休日は家の中でゴロゴロしていることが多い
4) 帰宅時間が0時を過ぎることが週2回以上ある
5) 自分では動かず、人に頼みごとをすることが多い(○○買ってきて〜など)
6) 若いときにスポーツをしていたので、体力が残っていると思う
7) 運動を始めても長続きしない
8) 運動は時間とお金にゆとりができたら始めようと考えている
9) 毎年体重が増えている
10) 現在はまったく運動する気持ちがない

チェック数:

チェック数 判定
7〜10 運動不足です。運動習慣を改善しましょう。
3〜6 運動不足の傾向にあります。日々の行動を見つめ直しましょう。
0〜2 意識が高いので問題ありません。このまま運動を続けましょう。


身体活動という言葉をご存じですか?

 ところで、身体活動という言葉を聞いたことはありますか? 身体活動とは体を動かすことでカロリーを消費する活動を指し、「運動」と「生活活動」に大きく分けられます。
 ウオーキング、ジョギング、水泳など、体力維持・向上を目的に計画的・意図的に実施するものを「運動」、運動以外の労働や家事等日常生活の活動(買い物、散歩、階段の上り下りなど)を「生活活動」といいます。運動、生活活動の消費カロリーは下表のとおりです。

■100kcalを消費するのに必要な運動(体重別)
運動 体重
40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg 100kg
歩数 4,800歩 4,000歩 3,200歩 2,800歩 2,400歩 2,200歩 2,000歩
速歩(94m/分) 48分 38分 30分 26分 22分 20分 18分
ランニング 24分 19分 15分 13分 11分 10分 9分
サイクリング 48分 38分 30分 26分 22分 20分 18分
テニス 24分 19分 15分 13分 11分 10分 9分
水泳 29分 23分 18分 16分 13分 12分 10分
ゴルフ 58分 46分 36分 31分 26分 24分 21分
エアロビクス 36分 29分 23分 20分 17分 15分 13分
野球 36分 29分 23分 20分 17分 15分 13分
サッカー 24分 19分 15分 13分 11分 10分 9分
テレビ体操 58分 46分 36分 31分 26分 24分 21分
筋トレ 72分 57分 45分 39分 33分 30分 27分
■生活活動消費カロリー(体重別)
運動 体重
40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg 100kg
普通歩行(67m/分)10分 10kcal 12kcal 14kcal 17kcal 19kcal 21kcal 24kcal
階段昇降5分 24kcal 28kcal 34kcal 39kcal 44kcal 50kcal 56kcal
掃除機10分 17kcal 20kcal 24kcal 28kcal 32kcal 36kcal 40kcal
床拭き5分 8kcal 10kcal 12kcal 14kcal 16kcal 18kcal 20kcal
風呂そうじ5分 9kcal 11kcal 13kcal 16kcal 18kcal 20kcal 22kcal
農作業10分 24kcal 28kcal 34kcal 39kcal 44kcal 50kcal 56kcal
軽い荷物運び5分 8kcal 10kcal 12kcal 14kcal 16kcal 18kcal 20kcal
介護10分 20kcal 24kcal 29kcal 34kcal 38kcal 43kcal 48kcal
子どもと遊ぶ10分 13kcal 16kcal 19kcal 22kcal 25kcal 29kcal 13kcal
寝る前に体操10分 10kcal 12kcal 14kcal 16kcal 19kcal 21kcal 24kcal

 生活活動も含め、全体的に身体活動量を増やすと体重管理がしやすくなります。お仕事をしていると、なかなか運動する時間を確保することが難しいかと思いますが、ふだんからこまめに体を動かすことを意識しましょう。
 また、TJKは「いつでも、どこでも、運動できる」をモットーに、組合員の方が運動しやすい環境を整備するため複数のフィットネスクラブと契約しています。早く帰れる日や休日は、フィットネスクラブを利用して積極的に運動しましょう。

※契約フィットネスクラブの詳細はこちらをご覧ください。


特定保健指導を受けて生活習慣の改善を

 特定健診・特定保健指導とは、メタボリックシンドロームの該当者・予備群を減らすことを目的とした制度で、40歳〜74歳の方が対象となります。特定健診・特定保健指導について詳細はこちらをご覧ください。

 こちらが直営健診センターで実施した特定保健指導の実施状況です。グラフからおわかりのとおり、特定保健指導の対象となった方のうち、半数以上がプログラムを終了していないということです。特定保健指導を受けて生活習慣を改善していただくことが、医療費削減の第一歩です。健康管理委員のみなさまには、特定保健指導の対象となった方には必ず最後までプログラムを継続するように社員のみなさまへお伝えいただければと思います。


■特定保健指導実施状況

※2009年4月〜2010年1月に直営健診センターを受診した特定健診受診者を対象


直営健診センターのメリット

 最後になりますが、直営健診センター(東中野・西新橋)で受診するメリットをまとめてみました。

◆検査項目が豊富なC健診を受けることができる
◆C健診を受診した場合、検査結果がその日のうちにわかり、医師から説明を受けることができる
 (眼底検査、婦人科検査、PSAを除く)
◆再検査と一部の精密検査・再精検査を無料で受けることができる
◆専門検診(乳がん・脳・肺がんなど)が手頃な値段で受けることができる
◆健診当日に特定保健指導を受けることができる

 以上のように、直営健診センターでの受診にはさまざまなメリットがあります。みなさん、健診を受診するときはぜひ直営健診センターをご利用ください。


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